*中和反応による
化合物が酸性ならば塩基性の物質(ほとんどは水酸化ナトリウム)と反応し、塩基性ならば酸性の物質(ほとんどは塩酸)します。中性の化合物は酸とも塩基とも反応せず最後まで有機溶媒(ほとんどはエーテル)に残ります。
*中性:炭化水素(ベンゼン・トルエン)とニトロベンゼン
*塩基性:アニリン(ほぼ、これのみ)
*酸性:カルボン酸とフェノール類
*酸性の強弱での分離
酸性には強弱がありますね。塩酸>カルボン酸>炭酸>フェノール性OHです。覚えましょうね!
そして、「弱いものは出ていけ!」が原則です。例えば安息香酸ナトリウムに炭酸を加えても何も変化は起こりませんが、ナトリウムフェノキシドに炭酸を加えると炭酸より弱いフェノールは追い出されてしまいます。
う~~~ん、生き物と同じですねえ。